霊的治療の解明

ふと書棚に目が行くと「霊的治療の解明」が目に入った。霊的治療といえばハリー・エドワーズ、ハリー・エドワーズといえば霊的治療といわれる。この本を読んだのは5〜6年前のことでいささか自己嫌悪に陥った記憶がある。
自分と比べてしまうとふがいなさばかりが目に付いてギブアップ寸前だった気がします。自問自答しながら気づいた事は「比べてはいけない」ということです。自我の視点で見るから我欲が入り冷静さを失います。
とても足元にも及ばないのなら自分に出来ることをやれば良い。真似しようにも出来ないのだから素直に心を開けば良い。
霊的に高い人しか霊的治療は出来ないというとそうでもない。どろどろした世界に嵌って抜け出してきた人にしか出来ない霊的治療もあります。依存症の方の気持ちは依存してきた者の方が理解できます。スペシャリストの道もあります。
あのハリー・エドワーズでさえも20%は効果が現れなかったのです。この数字は凄い数字なんですが私たちに希望を与えてくれます。20%の成功でも10%の成功でも悲観する事はないんです。1%の成功でも何もしない人より遥かに立派な数字だと思います。
私達は何人の患者を救ったというのが大切じゃなくて生きてる内に一人の方で良いから生まれて来た意義をお伝えできれば良いと言われています。
霊的治療はあくまでも魂を目覚めさせる手段に過ぎません。このことはスピリチュアリストの方と同じ目的だと思います。霊的知識は勿論必要ですが実践を伴わない知識だけでは真理を伝えるには非常に難しいことになります。より確実に伝える為には霊的治療は欠かせない手段となります。
私自身まだまだ未熟な人間で隠された能力を発揮できているかというと殆ど発揮できていませんが決して諦めている分けではありません。死ぬまで魂は鼓舞していこうと思っています。肉体は年齢とともに老化の傾向にありますが魂は年齢とともに輝いていくと思います。
肉体の心と魂の心のバランスがとれていれば身体的にも精神的にも不調になることはないはずだと思います。物事を判断しなければならない時は全てを神に委ねて魂の心に問うてみるようにトライしてみれば如何でしょうか。答えが返って来なくても冷静な判断は出来ると思います。